当社では様々な企業から名刺の制作・納品を依頼されています。なかでも銀行からの依頼は数が多く、月平均で2,000箱、転勤や異動がある4月や10月には4,000箱を超え、効率化とミスの撲滅が喫緊の課題となっていました。

銀行からの名刺の発注は、メールやファックス経由で行われています。それを当社が受け取り、名刺用データの入力にとりかかるのですが、数の多さから入力ミスの可能性が常にあり、校正にも時間を要し、一方で受注一覧表に都度記入するなど管理面での煩雑さもありました。

そこで当社では銀行側と協議を重ね、オンラインによる発注システムの構築を進めました。現在はまだ、一部関連会社様のご利用ですが、流れとしては、お客様がWeb上でデータ入力を行いストレージにアップする、そのデータを当社がダウンロードし、専用のフォーマットに流して面付けを行う、という形です。最終的に、ストレージは銀行が提携している会社のものを使用し、当社がそこにアクセスしダウンロードする形での進行となりました。

印刷については、あらかじめロゴマークをカラーで刷った10名分面付けのＡ4判用紙を準備しておき、黒インク部分のみを刷っていきます。印刷、断裁、製枚についても当社の名刺印刷システムをカスタマイズする形で、スムーズに構築できました。