かねてSNSによる広告展開をご提案していた大手証券系銀行からオーダーを頂き、金融サービスである「Web ローン」広告をSNSで展開したいとの要望が寄せられました。しかし、ターゲットとなる利用者の要望パターンが複数あることが想定され､また数種のSNS媒体のうちどれが最適か判断しずらい、といった点が憂慮されていました。そのため、コンテンツ制作から広告設計・配信までの全体を俯瞰したトータルプランニングが求められました。

そこで、利用者の要望パターンの異なるABCの3パターンの導入部からなるコンテンツを3種制作。続いてターゲット層のセグメント分析から、広告媒体をtwitter、Facebook、Youtubeに絞り、1か月目をテスト期間として少額でスタートしました。その初月の配信結果をもとにPDCA会議を設け、配信最適案を策定。続く2か月間を本配信としてブラッシュアップ施策を行いつつ、費用の増額投入をして広告展開をしました。

SNS広告は後半になるほど成績が落ちてくるのが一般的ですが、ブラッシュアップ施策のおかげで最終月が一番パフォーマンスが高くなり、トータルでの高評価につながりました。本件は金融商品なので、成約に至ったCVR（コンバージョンレート）を測ることは難しい反面、「効果測定の各数値は今後のマーケティングに有効活用できる資産になりました」と副次的な部分でも好評でした。現在はさらに次の施策に向け、検討して頂いています。